日清製粉グループ (株)三幸の関東新工場竣工
チルド・中食事業強化

日清製粉グループの(株)三幸(社長 堀内昭宏)は関東エリアでの供給力アップを図るため、かねてより建設を進めてきました新鋭工場を埼玉 県熊谷市に完成させました。
日清製粉グループの新しい食品会社日清フーズ(株)(社長 長谷川浩嗣)は(株)三幸をチルド・中食事業の中核企業と位 置付けており、この度の新工場完成により製造能力が倍増したことで、首都圏をはじめ関東全域の供給体制が確立し、中食ビジネスの販路拡大が可能となったことから、チルド・中食事業の本格展開を更に加速いたします。

中食は、女性の社会進出や高齢化を背景に市場規模が年々増加しており今後の成長が期待されております。そのような中、(株)三幸は現在全国の百貨店地下売場などに和惣菜「遊心亭」を80店舗展開しており、その知見を生かして新業態の惣菜店「百椀」の開発やこれまでの物販中心の製品提案に量 販店、外食産業などへの販売業態の提案を加えるなどの営業施策を導入することでユーザーの幅広いニーズにも応えていきます。
これにより日清フーズ(株)は、常温・冷凍にチルド調理食品を加えた全温度帯での商品提案の内容が広がると共に事業基盤を強化し、多様化する生活者の食卓の課題解決を素材から調理まで幅広く提案できる食品企業としてミールソリューション事業の拡充についてスピードアップを図ってまいります。

新工場は、立地を生かして秩父山系で育まれた良質な地下水にこだわり、「安全・安心・健康」を重視した製品供給を行います。設計施工は日清エンジニアリング(株)が担当し、工場内はHACCPの理念に基づき厳格なゾーニングによる人・物の交差汚染及び2次汚染防止を図っております。また、業界に先駆けて製造工程から包装仕分け、製品出荷までのトレーサビリティを可能にする包装ロット管理システムなど最新の方式を導入し、衛生面 と効率化を兼ね備えた21世紀に対応できる惣菜工場です。

<新工場の概要>

  • 建設場所:
    埼玉県熊谷市大字万吉字芳場
    敷地面積7992平方メートル
  • 投資額:
    総額10億円(含む土地取得代金)
  • 建築概要:
    鉄骨造り一部2階建て
    建築面積2998平方メートル
  • 生産能力:
    惣菜・サラダ 日産10トン
  • 従業員数:
    初年度100人程度(含むパート)