日清製粉(株) 鶴見工場に最新鋭大型ライン完成

日清製粉グループの日清製粉(株)(社長:新倉 英隆)は、鶴見工場(神奈川県川崎市)に大型小麦粉生産ラインの建設を進めておりましたが、このほど完成し本格稼動を開始いたしました。  鶴見工場は当社の主力臨海大型工場でありますが、新設されたラインは、一日当りの小麦挽砕能力で日本最大の500トンを有しており、これまでの生産能力と合わせて2,150トンとなり、単一工場としましては世界最大級の製粉工場となります。
 新ラインは最先端技術を駆使すると共に、当社が目指す「安全・安心」「環境」と「健康」の3つのコンセプトを具現化し、「開かれた工場・品質管理」を念頭においた21世紀に相応しい最新鋭のミルとなっています。また、鶴見工場ではISO9001による徹底した品質管理を行う一方、本年6月にはISO14001も取得し、新ラインでのさらなる省エネ対策を加えて「環境に優しい工場」を目指しています。
 製粉業界におきましては、デフレの進行や小麦関連製品の輸入増加などから今後も厳しい環境が続くものと思われますが、当社におきましては新ライン完成を機に小麦粉の安定供給に一層万全を期すと共に、更なる国際競争力の強化を図ってまいります。
 また、従来からのパンを中心とした加工技術センターに加え、今回新たに設置された麺用総合ミニプラントなども活用し、多様化する生活者ニーズにきめ細かく対応すべく共同で商品開発に取り組むなどソリューションカンパニーとしてお客様とのリレーションをより一層深化させることにより、常にお客様から信頼され、期待に応えられる企業として「世界一優れた製粉会社」を目指してまいります。

(増設後の概要)
・生産能力: 一日当り小麦挽砕能力 2,150トン
・工場長 : 丸 尾 俊 雄
・敷地面積: 11万2千m