日清製粉グループ 連結決算

当期売上高・経常利益いずれも過去最高を達成。前期に引き続き増配を実施。来期も経常利益は2年連続で過去最高更新すると共に中期計画の収益目標を上回る見込み。

[160期連結決算]

株式会社日清製粉グループ本社(社長 正田 修)の160期連結決算は、売上高   4,341億25百万円(前期比7.9%増)、営業利益217億56百万円(前期比22.9%増)、経常利益228億93百万円(前年同期比14.8%増)とそれぞれ過去最高を更新し、当期純利益も115億75百万円(前期比9.5%増)と増益となりました。
 当社関連の業界におきましては、デフレが継続するなど依然として厳しい環境にありましたが、主力の製粉事業,食品事業を始め各事業、特に日清ファルマ(株)、日清ペットフード(株)において拡販を着実に進めるとともに、グループ全体でプログラムを組んで進めてきましたコストダウンを引き続き実現し、また昨年4月のオリエンタル酵母工業(株)の連結子会社化も加わり、業績が大きく向上いたしました。
 株主の皆様への一層の利益還元として、前期の1株当たり1円の増配に引き続き、更に2円の増配を実施し年間配当を11円といたしたく、期末配当を1株当たり6.5円とする増配案を定時株主総会に付議することとしております。なお、自己株式の買取につきましても、従来に引き続いて昨年11月〜12月に2百万株実施いたしております。

[161期通期連結業績予想]

161期においては、引き続き主要製品の拡販とコストダウンに努めると共に、当社の技術力・開発力を駆使して市場ニーズに合致した次世代型新製品の開発・投入に一層注力し、企業価値の極大化を目指していきます。また、本年3月に設立した中食事業の戦略会社イニシオフーズ(株)を通じて、出来立て惣菜の供給や、オペレーションシステムの提案、直営店舗の出店など従来になかった新しいビジネスモデルを確立し、積極的に事業展開してまいります。

売上高は配合飼料事業の持分法適用会社への移行の影響で4,220億円(前期比2.8%減)と減収となるものの、経常利益は238億円(前期比4.0%増)、当期純利益は122億円(前期比5.4%増)と増益を見込んでおります。この結果、3ヵ年の中期経営計画の収益目標を上回るとともに、経常利益は2年連続で過去最高を更新する見込みであります。

以上