日清製粉(株)、バンクーバー近郊の新工場を竣工

日清製粉グループの製粉事業会社である日清製粉(株)(社長:中村 隆司)の海外子会社、ロジャーズフーズ社(カナダ)の新しい製粉工場がバンクーバー近郊チリワック市にてこの度稼動致します。

同社の主要市場であるバンクーバー地区は北米で最も人口増加率の高い地域の一つであり、高い販売伸張を維持しておりますが、生産能力が不足していました。新工場は高度なミル制御システムを導入し、安全・衛生・環境面にも十分配慮した設計となっており、顧客のニーズに応じたきめ細かい品質・サービスの提供により、年間小麦粉販売量は2006年度(稼動2年後)には10万トンを超え、現在に比べて倍増する計画です。

新工場の稼動により、同社はカナダ国内のみならず、米国やアジア諸国へもマーケットを拡大し、環太平洋エリアにおける日清製粉グループ全体の海外戦略推進に大きな役割を果たすことが期待されます。

(ロジャーズフーズ社新工場の概要)
1.建 設 地 :カナダ・ブリティッシュコロンビア州チリワック市
2.生産能力 :日産250トン(小麦ベース)
3.工場稼動 :2004年12月上旬
(ロジャーズフーズ社の概要)
1.本社所在地  :カナダ・ブリティッシュコロンビア州アームストロング市
2.生産能力 :日産470トン(小麦ベース)
3.資 本 金  :1406万カナダドル
4.出資構成 :日清製粉グループ 90%、 三菱商事 10%
5.社  長 :Victor N. Bell
6.従 業 員 :約100名
7.事業内容 :小麦粉、シリアル食品の製造販売
8.年  商 :約3300万カナダドル(2003年度)