日清製粉株式会社(社長:中村隆司)は、パン用、菓子用、中華麺用の分野で、業務用小麦粉5種類を開発、本年7月11日より発売を開始致します。
今回の新製品は、現在の市場動向から対応すべき4つのテーマを設定し、原料の選定や最新の製粉技術を駆使し、従来の小麦粉や食品における常識に挑戦した小麦粉です。
この4つのテーマとは、(1)「無理なく健康になりたい」という生活者の志向の高まり、(2)パンに対する生活者ニーズが食感から「味わい」に変化している点、(3)オールインミックス製法によるスポンジケーキ類の「品質アップ」(4)「国産」原料を使用する機会の拡大と品質向上ニーズの高まり、などです。
■新製品の主な特長
1.スーパーファイン・ハード(パン用粉)、スーパーファイン・ソフト(菓子用粉) |
・全粒粉入りパン、全粒粉入り焼き菓子(ビスケット等)向け |
・従来の全粒粉に比べて粒度が細かいため、パン用は口当たりが滑らか、菓子用は口溶けが良く、これまでの全粒粉になかったおいしさを実現しています。また、風味も豊かで二次加工適性も向上しています。 |
・消費者の健康志向の高まりと共に、努力や我慢をせずに無理なくおいしく健康になりたいというトレンドに着目して開発しました。 |
2.「デュエリオ」(パン用粉) |
・甘さとコクを持ち「味わい」のあるパン向け |
・原料は「デュラム小麦」を使用。その特長的な味と色調を活かして、製パン適性を当社の製粉技術で向上させました。これにより、「味わい」があり、歯切れも良い新しい商品価値の提供が可能となりました。 |
・パン市場では、ソフト、もちもちなどの食感訴求が主流となっていますが、生活者の関心が高い「味わい」に着目し開発しました。 |
3.「ミモザ」(菓子用粉) |
・オールインミックス製法によるスポンジケーキ向け |
・オールインミックス製法でも、従来に比べソフトで口溶けの良いスポンジケーキの生産が可能となります。 |
4.「和華<わか>」(中華麺用粉) |
・国内産小麦100%使用、シコシコとした食感の良い中華麺向け |
・国内産小麦のみを使用しながら、従来中華麺には向かなかったこの品種から当社独自の製粉技術で高蛋白な小麦粉を製造することに成功したことで、一般の中華麺用粉と同様に使用できるようになりました。 |
・国産志向の高まりの中で、中華麺にも国内産小麦100%を望む需要に対応するために開発しました。 |
現在の食市場は、より広い生活者のニーズに応える付加価値の高い商品開発が望まれています。
日清製粉では、市場の動向を見据えながら、食品素材メーカーとして、小麦粉二次加工のお客様を支援するためのアイディアと製粉技術の開発に努めて参ります。
■新製品概要 | |
製品名: | ●スーパーファイン・ハード(25kg/袋) (標準値)灰分:1.5%、 粗蛋白:13.5% ●スーパーファイン・ソフト(25kg/袋) (標準値)灰分:1.5%、 粗蛋白:10.5% ●「デュエリオ」(25kg/袋) (標準値)灰分:0.72%、粗蛋白:12.5% ●「ミモザ」(25kg/袋) (標準値)灰分:0.44%、粗蛋白: 9.6% ●「和華」(25kg/袋) (標準値)灰分:0.44%、粗蛋白:12.0% |
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発売日: | 2007年7月11日 |
製品に関するお問い合わせ先
日清製粉株式会社 営業本部 第一営業部
東京都千代田区神田錦町1-25 電話03‐5282‐6360