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  • 2008年11月25日 〜身近な食材と小麦粉を使った、高校生が考えたオリジナルの小麦粉料理〜第39回全国高校生料理コンクールの受賞者決定11月22日(土)アルカディア市ヶ谷で表彰式

〜身近な食材と小麦粉を使った、高校生が考えたオリジナルの小麦粉料理〜
第39回全国高校生料理コンクールの受賞者決定
11月22日(土)アルカディア市ヶ谷で表彰式

全国の高校生が考えた身近な食材を生かして作る小麦粉料理のレシピを募集した、全国高等学校家庭クラブ連盟(FHJ)主催の「第39回FHJ-日清製粉グループ 全国高校生料理コンクール」で、4,047点の応募の中から、最優秀賞や優秀賞、留学生特別賞など11作品が選出されました。最終審査では、書類選考を通過した14作品を実際に再現し、審査員の試食審査によって各賞を決定致しました。

氏名 県名 高校名 学年 性別 料理タイトル
最優秀賞 淺田(あさだ) まどか 山口 岩国 1 レンコン印! 白黒どらやき
優秀賞 高橋 里美 岩手 一関第一 1 カリッとヘルシー きらずカレーパン
川合 彩加 岐阜 大垣桜 3 えだ豆モンブラン
〜豆腐スコーン生地〜
日清製粉
グループ賞
香西 麻梨菜 香川 高松南 3 とろろとオクラのとろ〜りグラタン
FHJ賞 村上 華捺 岡山 岡山東商業 3 そのまんまカボチャパン(メロンパン風)
アイデア賞 片桐 絵理子
木下 綾世
長野 下伊那農業 3
3

信州秋のTomato Pasta
〜farmerからの贈り物〜
福岡 千里
三浦 奈々
岐阜 大垣桜 3
3

日本の真ん中で採れたパン
都築 俊彦 愛知 瀬戸窯業 3 ボリュームたっぷりすいとん汁
〜みそ風味〜
佃 実咲 兵庫 2 兵庫風 黒豆とスイート山芋パイ
竹本 理央
野生須(のうす) 晴加
香川 高松西 2
2

早く羽ばたきたい小鳥たち
〜北京オリンピック鳥の巣にちなんで〜
留学生
特別賞
パク・ヒョンジ
ピッカート・マクシー
ケイトリン・ヴィカリ
埼玉 伊那学園総合 2
2
2


伊那学園(いーながくえん)ともだちケーキ

今回のコンクールでは、「我が家のオリジナルを創ろう〜手軽な、身近な食材と小麦粉を使った一品〜」をテーマに公募したところ、いつもはおかずに使う岩国市の名産品であるレンコンの食感を生かしておやつに使用した「レンコン印!  白黒どらやき」、木綿豆腐を使用したヘルシーなスコーンの上に香り豊かな枝豆クリームを絞った「枝豆モンブラン  〜豆腐スコーン生地〜」、油で揚げずオーブンで焼き上げた「カリッとヘルシーきらずカレーパン」など、身近な食材を取り入れながら、高校生らしい創意工夫を凝らした小麦粉料理のレシピが多数集まりました。また、今年の傾向として、パンのレシピが多かったこと、ヘルシー志向の作品が多かったことがあげられます。

この「全国高校生料理コンクール」は、FHJ主催・日清製粉グループ協賛で、年1回開催しており、今年で39回目を迎えます。今年は、176校から4,047点、4,198人の応募がありました。食物関係学科以外の、工業科などの男子の応募が増えており、同コンクールの認知が広まっていることが伺えます。また、昨年から留学生特別賞を設けたところ、留学生からも日本への想いを込めた作品の応募がありました。
 大半の高校生は、このコンクール応募のため、先生や学校の友人だけでなく、父母や祖父母に相談しながら作品に取り組んでいるケースが多く、料理を通した学校内・家庭内のコミュニケーションを図れる点や料理に対して新たな興味を抱かせる機会として、参加者や教育関係者等から大変好評を得ております。日清製粉グループは、社会貢献活動の一環として、同コンクールに毎年協賛しています。
 なお、本年11月22日(土)に、アルカディア市ヶ谷(千代田区)にて表彰式が行われ、最優秀賞・優秀賞・日清製粉グループ賞・FHJ賞を受賞した生徒と指導教諭が参加し、自慢の入賞メニューを紹介しました。

入賞作品については後日、日清製粉グループのホームページでも紹介します。
URL:http://www.nisshin.com/life/recipe/index.html

応募数: 4,047作品(4,198人/応募学校数は176校)
※男女比は、男子20%、女子80%
審査員: 望月 昌代(文部科学省初等中等教育局参事官付教科調査官)
赤坂 房子(東京都立小金井工業高等学校教諭)
西尾 南美子(財団法人ベターホーム協会理事長)
安原 安代(女子栄養大学栄養学部教授)
宮内 泰高(株式会社日清製粉グループ本社 常務取締役)
賞 :
最優秀賞(1組) 賞状・デジタルカメラ
優秀賞(2組) 賞状・デジタルオーディオプレーヤー
日清製粉グループ賞(1組) 賞状・パスタマシーンと小麦粉セット
FHJ賞(1組) 賞状・ベターホーム協会「お菓子作り道具セット」
アイデア賞(5組) 賞状・ベターホーム協会「お料理の本3冊セット」
指導者奨励賞(10名) 図書カード
学校賞(10校) 盾・日清製粉グループより料理の本他
留学生特別賞(1名) 賞状・英語版日本料理の本
表彰式: 2008年11月22日(土)午前9時45分〜
アルカディア市ヶ谷(東京都千代田区九段北4-2-25) 伊吹の間
主催: 全国高等学校家庭クラブ連盟(FHJ)
協賛: 日清製粉グループ

各賞の講評

【最優秀賞】 山口県立岩国高等学校 1年 淺田(あさだ) まどかさん

  • レンコン印! 白黒どらやき
    地元の名産品であるレンコンを、もっと気軽に食べられるよう、どらやきにした。レンコンを、角切りとすりおろしの2通りの使い方をし、シャキシャキ感と甘味を出した。レンコンの輪切りをホットプレートに置いて上から生地を流し、生地にレンコンの模様を付けることで、かわいらしく仕上がった。毎日食卓に上る食べ慣れた食材であるレンコンをおやつに取り入れた点が「身近な食材」を使うという今回のコンクールのテーマに合致していること、レシピの正確さ、調理方法がシンプルで高校生らしいこと、などの理由から審査員の評価が集まり、最優秀賞に選出された。

【優秀賞】 岐阜県立大垣桜高等学校 3年 川合 彩加さん

  • えだ豆モンブラン 〜豆腐スコーン生地〜
    木綿豆腐を加えてヘルシーに仕上げたスコーンの上に、枝豆の甘さを生かして砂糖を控えたクリームを乗せたモンブラン。クリームの上には枝豆と、ココナッツパウダーを散らしており、香りも良く仕上げた。鮮やかなうぐいす色のクリームは、目にもおいしい。最近のヘルシー志向を反映していること、見た目の美しさ、レシピの正確さが評価された。

【優秀賞】 岩手県立一関第一高等学校 1年 高橋 里美さん

  • カリッとヘルシー きらずカレーパン
    きらずとは、岩手の方言でおからのこと。おからの食感を生かしてドライカレー風にし、具にゴボウやだし醤油を使って和風の味わいに仕上げた。パンをカリッとさせるために二次発酵させないなどの創意工夫や、具に油を使わずヘルシーに仕上げた点が評価された。

【日清製粉グループ賞】 香川県立高松南高等学校 3年 香西 麻梨菜さん

  • とろろとオクラのとろ〜りグラタン
    高カロリーというイメージのグラタンを、豆腐、長いも、おからを使用し、野菜を炒める以外にバターを使わないなどの工夫をして低カロリーに仕上げた。さっぱりした味わいにして、高齢者やダイエット中の人でもおいしく食べられるようにした点が評価された。

【FHJ賞】 岡山県立岡山東商業高等学校 3年 村上 華捺さん

  • そのまんまカボチャパン(メロンパン風)
    カボチャの皮を薄く剥き、それをクッキー生地に練り込んだ。カボチャあんをパン生地、クッキー生地で包み、3層に仕上げた。皮まで使用して食べ物を無駄にしていないことや、パンの側面に切れ込みを入れ、見た目もカボチャらしくしてオリジナリティを追及した点などが評価された。