日清製粉グループ4社共同で海外におけるベーカリー顧客向け事業開始

日清製粉グループの(株)日清製粉グループ本社(社長:村上 一平)、オリエンタル酵母工業(株)(社長:中村 隆司)、日清製粉(株)(社長:佐々木 明久)、日清フーズ(株)(社長:池田 和穗)の4社は、今後市場成長が期待され、グループのシナジー効果や競争優位性を発揮できる海外ベーカリー顧客向けの事業を、中国及びタイにおいて共同で展開することを決定しましたので、下記の通りお知らせいたします。

1. 海外におけるベーカリー顧客向け事業開始の目的
日清製粉グループは、国内においては、小麦粉、プレミックス、イーストなどベーカリー顧客向けの製品の製造販売において、独自技術、ノウハウを背景として、お客様のニーズを捉えたマーケティング施策を積極的に展開し、それぞれトップシェアを有しております。今般、日清製粉グループの海外事業拡大のスピードアップを目指して、国内のこれら事業領域における強みを活かして、ベーカリーミックス及びイースト、フラワーペースト、ベーキングパウダー、製パン改良剤等のベーカリー顧客向け商材を環太平洋地域において製造・販売する事業を開始します。当初は、中国及びタイでの事業展開を行いますが、今後展開地域の拡大も目指してまいります。

2. 中国における事業展開の概要
2008年2月オリエンタル酵母工業(株)が、上海に100%出資の販売子会社を設立し、製パン改良剤などを販売してまいりましたが、(株)日清製粉グループ本社、日清製粉(株)及び日清フーズ(株)が、当子会社に出資参加し、そこを拠点に事業展開を加速いたします。

[1] 会社名称: 東酵(上海)商貿有限公司
[2] 所在地: 中国上海市長寧区遵義路100号B棟2214室
[3] 資本金: 260百万円
(オリエンタル酵母工業(株)50%、(株)日清製粉グループ本社 30%、日清製粉(株)10%、日清フーズ(株)10%)
[4] 事業内容: 主に業務用ベーカリー原材料の中国ベーカリー顧客向け販売
(ベーカリーミックス、イースト、フラワーペースト、ベーキングパウダー、製パン改良剤他)
[5] 事業開始時期: 本年夏頃
[6] 董事長: マーク・バーマン(現オリエンタル酵母工業(株)海外事業部長)
総経理: 西山 敏郎(現(株)日清製粉グループ本社上海駐在員事務所長)

3. タイにおける事業展開の概要
タイ日清テクノミック(株)にベーカリー原料事業部を新設し、従来からの事業製品であるベーカリーミックスに加えて、イースト、フラワーペースト、ベーキングパウダー、製パン改良剤等のベーカリー顧客向け商材の販売を本年4月頃より開始します。

[タイ日清テクノミック(株)概要]

[1] 所在地: タイ国、サムットプラカーン県、バンプー工業団地
[2] 資本金: 30百万バーツ(約80百万円)
(日清製粉グループ49%、その他51%)
[3] 事業内容: 業務用プレミックスの製造販売
(ブレダー・バッターミックス、ベーカリーミックス、ドーナツミックス、ケーキミックス他)
[4] 社 長: 片岡 弘年