• ホーム
  • ニュースリリース
  • 2013年2月18日 日清ペットフード 新たに開発した"犬用食物アレルギー対応食"の臨床的有用性を確認

日清ペットフード 新たに開発した"犬用食物アレルギー対応食"の臨床的有用性を確認

日清製粉グループの日清ペットフード株式会社(社長:増井 隆夫)は、東京大学大学院農学生命科学研究科の辻本元教授と共同で、犬用食物アレルギー対応食についての研究を行ってきました。この度、従来の食物アレルギー対応食には無い特徴である、厳密な原料選定と製造工程管理によって製造した新たな犬用食物アレルギー対応食「JPスタイル ダイエテティクス アレルゲンセレクトカット セミモイストタイプ」を開発致しました。同製品について、東京大学附属動物医療センターにて慢性皮膚炎に罹患した犬に対する給与試験を実施し、臨床的有用性が示唆される結果を得ました。

■試験の概要

非季節性の痒みを示す慢性皮膚炎を有し、ノミアレルギー、接触過敏症、膿皮症および真菌性皮膚炎などを除外した犬に対して、今回開発した「アレルゲンセレクトカット セミモイストタイプ」のみを8週間給与しました。

■結果および考察

試験を完了した7症例のうち7症例においてCADESIスコア(皮膚炎の範囲と重症度を示す指標)の減少、また7症例のうち5症例において痒みスコアの減少が認められました。このことから、「アレルゲンセレクトカット セミモイストタイプ」は、既存の食物アレルギー対応食と同等もしくはそれ以上の臨床的有用性が認められるものと考えられます。

上記の共同研究による成果に留まらず、当社では、今後もペットフード製品の信頼性を高めるとともに、ペットの健康的な生活を応援してまいります。
尚、この研究成果については、本年2月23日(土)に、日本獣医内科学アカデミー学術大会(2月22日〜24日、パシフィコ横浜)にて発表致します。

≪第9回日本獣医内科学アカデミー学術大会 概要≫
開催期間 2013年2月22日(金)〜24日(日)
会場 パシフィコ横浜(横浜市西区みなとみらい1-1-1)
主催 日本獣医内科学アカデミー(JCVIM) http://www.jcvim.org/ 新しいウィンドウが開きます