クロック・ノルベジアン

パリのカフェやビストロでは、定番のクロック・ムッシュ以外にも、トマトやズッキーニ、きのこが入ったものなど、いろいろなアレンジメニューを見かけます。そういえばこの夏、パリのおしゃれカフェでラタトゥイユ入りのクロック・ムッシュ(パンはカンパーニュでした)を食べました。

そんなアレンジメニューの中でも、特におすすめなのが、スモークサーモンを使ったノルウェー風のクロック・ノルベジアン(croque norvégien)です。チーズとベシャメルソースとサーモンの組み合わせは間違いありません!基本のクロック・ムッシュのハムをサーモンに置き換えるだけでもおいしいのですが、ここではサーモンと相性のよいアボカドも合わせてみました。

ところで、ノルウェー風のノルベジアンがあるなら、日本風のジャポネ(japonais)があったっていいと思いませんか?日本食材を使ったクロック・ジャポネを、いつかパリで流行らせたいなーと思いました。


今回の主役とおもな具材

今回の主役とおもな具材 今回の主役とおもな具材

材料(1人分)

食パン(8枚切)
2枚
バター(食塩不使用)
5g
スモークサーモン
4~5枚
アボカド
1/4個
ベシャメルソース※
20g
シュレッドチーズ
20g
塩、白こしょう、黒こしょう
少々

※ベシャメルソースのレシピはこちら

作り方

  • 食パンの片面にバターを塗り、その面が内側になるように、スモークサーモンとスライスしたアボカドをのせ、アボカドには軽く塩、白こしょうをする。その上にシュレッドチーズ5gをのせ、同じくバターを塗ったもう1枚の食パンではさむ。
  • 1の上にベシャメルソースを塗り、残りのシュレッドチーズを全体にのせる 。
  • オーブントースターまたはグリルで、チーズが溶け、軽く焼き色がつくまで焼く。

おいしさのポイント

スモークサーモン&アボカドの組み合わせ

脂ののったスモークサーモンとアボカドは、どちらもねっとり。一緒に食べた時の口どけのバランスが絶妙です。そして、色。サーモンピンクとグリーンのグラデーションとのコントラストが美しく、食欲をそそりますね。この組み合わせは冷製サンドイッチでも定番ですね。もちろん、そのままでも美味ですが、焼いた時のアボカドの食感には新鮮な驚きがあります!そこにチーズとベシャメルソースも加わわったとろけるおいしさは、アボカド好きじゃなくてもきっとはまるはずです。


スタイリングと撮影のポイント

具材の色がわかるように

サンドイッチは断面が命!一目でどんな食材が使われているかがわかると、味わいが想像しやすいもの。せっかくのクロック・ノルベジアンも、切らなければ定番クロック・ムッシュと見分けがつきません。スモークサーモン&アボカドの色を見せることを意識して盛りつけ方を工夫してみましょう。

具材の色がわかるように

#シンプルイズザサンド