自然資本・生物多様性保全への取組み
私たちの基本姿勢
企業活動によって生ずる環境への影響は地球環境全体にも影響すること、地球環境保全は企業の存続と活動の必須要件であることを認識し、「日清製粉グループ環境基本方針」に基づき、自主的・積極的に廃棄物やCO2を削減するとともに、資源やエネルギーの有効活用を図る等の環境保全活動を推進します。
日清製粉グループの事業や製品にとって自然の恵みは欠くことのできないものです。当社では重要な自然資本である水資源を大切に使うため、サステナビリティ重要課題の一つとして、国内外の自社工場の水使用量の削減に取り組んでおります。サプライチェーンの生物多様性保全に関連し、原料調達地域の水ストレスの調査や、主要原材料である小麦の生産地の土壌回復を目指す活動などに取り組んでおります。また、事業の枠を超えた社会貢献として、国内外の生物多様性保全に関わる自然資源管理、希少動植物の保護、植林や環境教育などを行うプロジェクトを支援してきました。
事業や社会貢献を通じて、将来にわたり自然の恵みが人々の健康で豊かな生活づくりの支えになるよう、これからも取り組んでまいります。
生物多様性関連の活動への賛同・参画
経団連生物多様性宣言イニシアチブ
企業と生物多様性イニシアティブ(JBIB)への参画
公益財団法人 日本自然保護協会との取組み
当社グループでは、公益財団法人 日本自然保護協会(以下、日本自然保護協会)に入会し、生物多様性の保全とネイチャーポジティブな社会の実現に向けて連携を行っています。
同協会主催の「母と子のネイチャースクール」では、泥んこ遊びをしながら休耕田を湿地に変える取組みを行っており、里地里山の自然環境の重要性を子どもたちに学んでもらい、泥んこ遊びの最後には生きもの探しを行い、前年と比べどれだけ生きものが増えたかなどを見える化することで、自分達の取組みの成果を実感しています。
この取組みでは、開催地である福島県只見町の重要地域の1つに位置付けられている「布沢の田んぼ(0.01ha)」において、町民及び町外の参加者約40人と共に水田生態系の保全再生活動を進めることができ、昆明・モントリオール生物多様性枠組(GBF)ターゲット「3. 陸と水域・海の30%の保全」に貢献したとして、同協会及び福島県只見町より連名で2024年度の取組みに対し、「ネイチャーポジティブ貢献証書」を発行いただきました。
- ネイチャーポジティブ貢献証書(282.9KB)
- 日本自然保護協会との取組み(1.1MB)
霧多布湿原ナショナルトラストを支援
北海道厚岸郡浜中町にある霧多布湿原は国内では3番目に大きな湿原で、水鳥の生息地としても非常に重要な湿地として、ラムサール条約に登録されています。湿地は水の涵養や気候調整に重要な役割を果たし、豊かな生態系を育むとともに、地域の酪農や漁業にも恵みをもたらしてきました。人と自然が共生する景観を特徴として、2021年に厚岸霧多布昆布の森国定公園に指定されました。この素晴らしい湿原を未来に伝えるため、民有地の買い取りや湿原の保全活動を行っている認定NPO法人霧多布湿原ナショナルトラストを支援しています。
地域とのつながり・生物相調査
(製粉ミュージアム)
創業の地、群馬県館林市にある企業文化施設「製粉ミュージアム」では、地域の自然や生物とのつながりを調査しました。その結果、地域に生息する多種の鳥やチョウが飛来することがわかりました。
地域の水辺を保全するために
(タイ日清製粉 Co., Ltd.(タイ))
タイ日清製粉 Co., Ltd.(タイ)では2017年から引き続き水辺のマングローブ林を再生する活動に約100名の従業員が参加しました。マングローブ林は地球温暖化の主要因とされるCO2を吸収・貯蔵するほか、多様な生物の棲み処となります。また、高波や津波等の災害から地域のくらしを守ることが期待されます。
持続可能な小麦の調達への取組み
当社グループの海外事業において、アライド・ピナクルPty Ltd.(豪州)とミラーミリング・カンパニー(米国)は、生産者等とのパートナーシップにより、農地から排出される温室効果ガスの削減や農地の土壌回復、農家の収益性向上などを目指す、持続可能な農業を推進するプロジェクトに取組んでいます。
国内でも、日清製粉株式会社は、ホクレン農業協同組合連合会と業務提携契約を締結し、北海道農業の持続的発展と北海道産小麦の安定的供給、並びに安定調達等に向けた検討を開始しました。小麦の安定的な調達に係る課題に取り組むとともに、主要食糧である小麦粉の安定供給に努め、農と食の未来を担い、豊かな生活づくりに貢献してまいります。











