知的財産
知的財産は、日清製粉グループの価値創造を持続可能に支える原動力です。
メッセージ
知的財産担当執行役員
戸塚 勝博
知的財産は、日清製粉グループの価値創造を加速し、未来の成長機会を切り拓く原動力です。
私たちは、市場・技術・お客さまの声を起点に、知的財産を事業戦略・商品開発・ブランドの骨格に組み込み、「確かな技術」と「信頼のブランド」を継続的に磨き込んでいきます。
変化の大きい時代だからこそ、特許・ブランド・ノウハウなどの知財・無形資産を組み合わせたポートフォリオで、健康で豊かな生活づくりに資する新たなソリューションを生み出し、競争優位を強化していきます。
知的財産をグループ全体で活用し、安全・安心で信頼される「価値」をグローバルに届け続ける──そのための攻めと守りの知財戦略を、知的財産部門が先頭に立って推進してまいります。
基本方針・知的財産戦略
基本方針
私たちは、誠実な企業活動と時代の変化への柔軟な対応を重視し、知的財産を競争優位の源泉として、持続的な成長と社会貢献を支える重要な経営資源と位置づけています。
知的財産戦略
日清製粉グループは、「新事業・技術の創出」「ブランド価値創造」「グローバル知財ガバナンス」の3つの柱を軸に、知的財産を単なる権利の取得・保護にとどめず、事業戦略と一体となった価値創出の基盤として活用しています。これらの取り組みを通じて、持続的な競争優位の確立と企業価値の向上を目指しています。
知的財産ガバナンス体制
日清製粉グループでは、グループ本社が知的財産活動の全体を統括し、事業会社による知的財産戦略・企画の立案および知的財産リスク管理を推進・支援しています。
また、事業特性に応じた柔軟かつ戦略的な運用を可能とするため、各社に知的財産担当役員および知的財産実務担当者を配置し、現場に近い立場での迅速な意思決定を支えています。一部の事業会社には知的財産を専門的に管理する部署を設置し、権利の戦略的活用やリスクマネジメントの高度化に取り組んでいます。
※グループ全体の知的財産専任人材:33名(2026年4月時点)
知的財産戦略の推進体制
当社グループの知的財産戦略は、グループ本社の知的財産担当役員の指揮のもと、グループ本社と事業会社が密に連携し、知的財産の創出・保護・活用を一体的に推進しています。グループ全体では、横断的な情報共有を通じて知的財産の活用を図り、シナジーの最大化に取り組んでいます。また、当社グループのブランド価値を向上し、企業価値を増大させることを目的として、グループ本社と主要事業会社の社長で構成されるブランド委員会を設置し、グループ全体のブランド戦略を推進しています。
知財人材育成
知的財産研修の一例
日清製粉グループでは、知的財産に関する知識の習得および実務能力の向上を目的として、職種・職制・レベルに応じた研修体系を整備しています。また、外部講師を招いたセミナー等も定期的に開催し、全社員を対象とした知財リテラシーの向上にも取り組んでいます。
TOPICS:日清製粉グループ 知的財産ポータル
日清製粉グループでは、知的財産に関する情報の共有・管理を効率的に行うため、グループ内専用の情報基盤として「日清製粉グループ 知的財産ポータル」を運用しています。
本ポータルサイトには、特許や商標に関する最新情報、分析資料、研修情報、実務に活用できるツールなど、幅広いコンテンツを集約しています。知的財産業務の円滑化を図るとともに、グループ全体での知財リテラシーの向上を図っています。
日清製粉グループにおける知財活用サイクル
日清製粉グループは、技術と信頼を基盤に、企業の開発現場から家庭の食卓までを支えるソリューションを提供しています。日々の開発活動で創出した技術や製品は、特許・意匠・商標等の知的財産権により保護するとともに可視化し、その蓄積を顧客や消費者への新たな提案につなげています。
加えて、「環境負荷の低減」や「食の安全・健康」、「地域資源の活用」といった社会課題と結び付けることで、顧客や大学・研究機関との協創を促進し、事業領域と市場の可能性を広げています。
こうした知的財産の活用サイクルを継続的に回すことで、信頼と技術を知財・無形資産として蓄積し、顧客や消費者からの学びを取り込みながら、未来の食を支える価値創造に貢献していきます。
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知的財産権の保有状況(知財ミックス)
日清製粉グループでは、粉体技術・食品加工技術・装置開発など、日々の研究開発活動から創出される「新しい価値」を多面的に保護するため、特許・意匠・商標・ノウハウを組み合わせた知財ミックスを重視しています。これにより、単独の権利に依存しない、包括的で実効性の高い知的財産保護を実現しています。
知財ミックス活用の代表的な事例
マ・マー 早ゆでスパゲティ FineFast
「アルデンテ食感」と「早ゆで調理」を高次元で両立する当社独自の『風ぐるま形状』とそれを守る一群の知的財産権
| 麺形状 |
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| 麺形状 |
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| 断面形状 |
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| パッケージ |
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⽇清 クッキング フラワー®
独自の製品コンセプトを、多様な知的財産権の組み合わせによって守り、他社の追随を許さない参入障壁を構築
| 小麦粉 |
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| 小麦粉と容器 |
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| 容器 |
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| 製品名 |
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| パッケージ |
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各社の知的財産権の例
日清製粉株式会社
日清製粉の小麦粉の種類は500種以上。
100年以上前に取得した商標を今でも使用しています。製品が出るたびに特徴的なロゴマークと製品名を商標で保護しています。

日清エンジニアリング株式会社
世界初のサブミクロン級での分級を可能にする技術について特許権を取得しています。また、装置の運転条件の最適化といったノウハウは秘密情報として管理し、コア技術を保護しています。
オリエンタル酵母工業株式会社
オリエンタル酵母工業は、3万株を超える多様な酵母を保有し、それぞれの機能や用途に合わせて特許を出願しています。また、製品名や素材ブランドについても商標を積極的に登録し、現在では300件以上の商標を保有しています。
株式会社NBCメッシュテック
素材表面に機能性ナノ粒子を均一に固定し、粉体付着や目詰まりを抑える技術を「Nafitec®」として特許と商標で保護しています。
















