CSRの考え方とマネジメント

私たちの基本的な考え方

日清製粉グループ CSRの考え方

『信を万事の本と為す』と『時代への適合』という社是と、『健康で豊かな生活づくりに貢献する』という企業理念を着実に実践することそのものが、日清製粉グループの社会的責任であると考えます。
『信を万事の本と為す』という言葉が表すように、ステークホルダーの関心に誠実に耳を傾け、社会や環境への影響に配慮した事業を進めることを通じて、ステークホルダーの信頼を獲得することが、日清製粉グループの社会的責任の基本です。
さらに、『時代への適合』の観点から、日清製粉グループは、現代社会が直面する様々な社会課題に目を向け、それらを新たな事業機会と捉え、事業を通じて新たな社会的価値を創出することを目指してゆきます。
こうした社会的責任に対する取り組みを、すべての従業員とビジネスパートナーとともに推進し、社会の持続可能な発展に貢献するため、以下の取り組みを実践してゆきます。

  1. コーポレートガバナンス
    健全で実効性のあるコーポレートガバナンス体制を構築・維持します。
  2. コーポレートガバナンスに関する基本方針(207.4KB)

  3. 公正な事業慣行
    法令遵守および国際行動規範の尊重に基づく、公正で倫理的な事業慣行の徹底を行います。それを実現するため、内部統制システムを構築・維持します。
  4. 責任ある調達方針(124.8KB)

    サプライヤーの皆様へのお願い(サプライヤー・ガイドライン)(176.4KB)

    贈収賄等防止方針(140.0KB)

  5. 情報管理
    個人情報を含む適切な情報の管理を行います。そのために必要な情報セキュリティの仕組みを構築・維持します。
  6. プライバシーポリシー

  7. 情報開示と対話
    適時・適切・継続的に、公正な情報開示を行うとともに、日清製粉グループに関係する様々なステークホルダーの関心に配慮し、建設的な対話を推進します。
  8. ディスクロージャーポリシー

  9. 消費者への責任と品質保証
    消費者の視点に立ち、安全・安心・高品質、かつ、健康に配慮した製品・サービスを安定的に提供することを通じ、顧客満足の向上を追求し続けます。また、公正で責任ある消費者コミュニケーションおよびマーケティング活動を実践します。
  10. 品質保証方針(100.1KB)

    消費者志向自主宣言(154.1KB)

    ユニバーサルデザイン方針(72.0KB)

  11. 人権の尊重
    従業員のみならず、お客様やビジネスパートナーを含めた、事業のバリューチェーンに関わる全ての人々の人権を尊重します。
  12. 人権方針(130.0KB)

    人権方針 附属書(108.3KB)

  13. 従業員満足
    安全で健康的な職場の提供と、人材育成と多様性の推進を通じ、働きがいと従業員満足の向上を図ります。
  14. 日清製粉グループ健康宣言(64.0KB)

  15. 地球環境
    事業に関係するあらゆる領域で環境負荷の低減に取り組み、持続可能な調達と資源の有効活用により地球環境との調和を図ります。
  16. 環境基本方針(325.7KB)

  17. 社会参画
    積極的なコミュニティ参画に対する取り組みを行い、健全で持続可能な社会の発展に寄与します。
  18. 社会的価値の創出
    顧客ニーズのみならず、社会課題を事業機会と捉え、日清製粉グループの持つ様々な有形・無形の資産を活用し、新たな発想に基づく事業に積極的にチャレンジします。

社会的責任を果たす目的と仕組み

社会的責任を果たす目的と仕組み""

CSRマネジメント

CSRマネジメント体制

日清製粉グループの「企業理念」、「企業行動規範・社員行動指針」にもとづき、企業の社会的責任(CSR)への取り組みを推進するために、取締役会の下に社会委員会を設置しています。社会委員会は当社グループが各ステークホルダー(お客様・株主・社員・取引先・社会)から支持され、時代と社会の要請に応えるものとしていくために、次の活動を行っています。

  1. 「日清製粉グループの企業行動規範・社員行動指針」で示されている企業としての基本姿勢や社員としての基本的な心構えや行動基準を基に、グループ各社、各役員・社員が日常の業務遂行において主体的に実践すべきCSRへの取り組みを促進する。
  2. 「日清製粉グループの企業行動規範・社員行動指針」の実践、遵守のための諸制度、仕組み、取り組みの形骸化防止、有効性の検証、新たな取り組みの検討を提言する。

推進体制

社会委員会でCSR重要課題を中心とした取り組みを推進するとともに、関連する専門委員会及び担当部署がグループ各社と連携して、各施策に取り組んでいます。また、取り組みの視点や課題認識を深めるため、専門家による役員を対象とした講演会等も適宜開催しています。(講演会テーマ例:「TCFD提言を巡る最近の動きと示唆」(2021年度))

日清製粉グループ企業行動規範・社員行動指針

2002年10月、社会から信頼され、末永く発展していくために、「日清製粉グループの企業行動規範・社員行動指針」を定めました。
この「企業行動規範・社員行動指針」には、お客様、株主、社員、取引先、社会に対する当社グループの責任と倫理的観点から社員がとるべき行動がまとめられています。
社員は、自分の行動について懸念が生じた場合には、この「企業行動規範・社員行動指針」を参照します。

この規範・指針の実践を通じて、社会の一員として企業価値があり、社員が誇りに思える企業グループであり続けるよう積極的に取り組みます。

規範・指針の浸透

当社グループでは、「規範・指針カード」を従業員が携帯し、定期的なeラーニングの実施、「CSR推進月間(毎年10月)」での取り組み推進などを行い、社員一人ひとりが高い意識を持ち、業務のなかで問題点を自ら発見して改善できるよう取り組んでいます。

また「規範・指針カード」は、英語のほか、中国語、ベトナム語など必要な言語に翻訳し、世界各国で働く従業員への周知を図っています。

日本語版

日本語版日本語版

英語版

英語版英語版

ベトナム語版

ベトナム語版ベトナム語版

規範・指針の実践

CSR推進月間

当社グループでは毎年10月を「CSR推進月間」とし、「企業行動規範・社員行動指針」の遵守をテーマに、各職場でのグループディスカッションを通じ社員の主体的な取組みを促進しています。
こうした議論の場により、従業員が「企業行動規範・社員行動指針」の遵守について、積極的に意見を述べることができる環境を提供しています。

コンプライアンス研修

当社グループでは新人、若手社員、新任管理職の3階層に分けて研修をそれぞれ年1回ずつ実施しており、そのなかで「コンプライアンス」に関する研修を実施し、「企業行動規範・社員行動指針」の遵守の重要性について認識の統一を図っています。

社員の評価制度への反映

社内のコンプライアンス意識を高めるために、2006年度から社員の賞与評定に「コンプライアンス実践度」の評価要素を反映しています。

相談・通報制度

当社グループでは、「企業行動規範・社員行動指針」を逸脱した不正行為の懸念を抱いた場合には、従業員だけでなく、関連会社やグループ会社の取引事業者の従業員等、当社グループの従業員等以外の者から通報等があった場合についても、受け付けています。