責任ある調達の推進

私たちの基本姿勢

お取引先と、公正かつ相互信頼をベースに相手の立場を尊重してその成果をともに分かち合うことにより、共存・共栄を図ります。国際行動規範の尊重に基づく、倫理的な事業慣行の徹底に取り組みます。
私たちは、企業行動規範等において法令、企業倫理、社会規範を遵守し、社会秩序の維持に努め、公正かつ自由な競争の中で事業の発展を図ることを明記し、徹底に取り組んでいます。また、社会の要請に対応するため「責任ある調達方針」とともに「サプライヤー・ガイドライン」を定めており、サプライヤーの皆様のご協力も得ることで、サプライチェーンを通じて責任ある調達を推進していきます。

サプライチェーンの全体像

小麦の調達における取組み

当社グループは小麦を起点とした製品・サービスを提供しており、小麦の安定的かつ持続可能な調達はグループの重要な課題であるため、各種施策に取り組んでいます。

安定供給への取組み/日清製粉(株)

製粉事業の調達においては、小麦の生育状況を産地で確認するなど、生産者とのコミュニケーションに努めています。また、日本が小麦を輸入している主要3か国(米国・カナダ・豪州)に事業拠点を持ち、原料小麦の生産地からの直接の情報収集によって知見を深めることで、小麦の安定的な調達と供給を図っています。

海外における育種支援の取組み/日清製粉(株)

チャンピオン製粉 Ltd.では、2018年よりニュージーランドの生産者、種子会社とともに消費者視点に立った小麦の生産、調達に取り組んでいます。消費者の食生活の変化や健康志向に適合した小麦の開発、土壌や水質等の環境に配慮した土地の活用方法の検討やトレーサビリティを構築し見える化を進めることで、消費者に対してより安全・安心で付加価値の高い小麦を提供していきます。この取組みを通じて、賛同する生産者を徐々に増やしており、今後、ニュージーランド産小麦のブランド化やITを活用した見える化の推進、政府機関との連携等を通じてさらなる拡充を目指します。

環境に配慮した調達の推進

包装資材の選定

当社グループでは「環境に配慮した包装資材の選定指針」を制定しています。印刷会社と連携し、包装資材を編成する個々の素材の環境負荷を定め、簡易に包装資材の環境負荷を算出し、「セイフティレビュー」の評価項目としています。

「環境に配慮した包装資材の選定指針」(抜粋)

環境に配慮した包装の基本事項

  1. 包装資材として必要な機能を満たし、環境負荷を極力抑えたもの
  2. 重量及び容積の削減が図られているもの
  3. 分別収集が容易であり、かつリサイクルが確実にできるもの
  4. リユースが可能であり、かつ回収が確実に安価でできるもの
  5. 製品への臭い等の影響を与えず、焼却時等に処理困難な有害物質を発生しないもの
  6. 原料確保、加工、包装、リサイクル時に環境負荷の少ないもの

グリーン購入・調達の推進

製品やサービスを購入する際、環境への負荷ができるだけ少ないものを優先的に選択することを「グリーン購入」といいます。当社グループは、「日清製粉グループ“オフィス・サプライ”グリーン購入ガイドライン」を定めています。文具・事務用品や事務機器類の購入に際しては、品質や価格だけでなく環境に与える負荷が小さい製品を優先的に購入する活動を推進しています。
オフィスで使う紙製品の調達基準に関し、適合品を社内の発注システムから優先的に購入できるようにしています。その結果、国内の当社グループの事業場が購入するOA紙のグリーン購入の適合品が占める比率は、特殊用途のものを除いてほぼ100%を達成しています。オフィスにおける両面コピーやペーパーレス化といった紙使用量削減とともに、グリーン購入を推進することで、原材料を供給する森林資源の環境保全に取り組んでいます。

日清製粉グループ“オフィス・サプライ”グリーン購入ガイドライン(抜粋)

購入原則

  1. 資源採取から廃棄までの製品ライフサイクルにおける環境負荷を考慮して購入する(汚染物質の削減、省エネ省資源、持続可能な資源採取、長期間使用可能、リサイクル可能、再生資材の利用、処理・処分の容易性など)。
  2. 環境保全に積極的な事業者が製造し、又は販売する製品を購入する。

お取引先との協働

当社グループ各社では、お取引先と一緒に責任ある調達活動を進めるための取組みを行っています。

お取引先への方針類の周知/(株)日清製粉グループ本社

オフィス用品を供給いただいているお取引先へ当社グループの「責任ある調達方針」「サプライヤーの皆様へのお願い(サプライヤー・ガイドライン)」「環境基本方針」について説明し、ご理解をいただくとともに、持続可能な調達の実現に向けて協働して取り組んでいきます。

定期的な勉強会の開催/日清製粉(株)

バルク車

小麦粉を直接積み込むバルク車のタンク内は常に衛生的な状態を保つよう清掃の頻度や方法が決められ、ハッチや部品の取り扱いなど、きめ細かい手順が定められています。輸送を担う運送会社との勉強会を定期的に実施し、日清製粉(株)の責任として管理しています。

お取引先向け調達アンケートの実施/(株)日清製粉ウェルナ

お取引先とともに責任ある調達を推進し、サプライチェーン上にある課題の抽出と現状把握を行うため、お取引先へ向けて当社グループの「責任ある調達方針」並びに「サプライヤーの皆様へのお願い(サプライヤー・ガイドライン)」の周知を図り、当社グループの考え方をご理解いただくとともに、「CSRセルフ・アセスメント質問表」へのご回答のお願いを開始しました。今後、環境面や社会性の面でリスクの高い取引先の見直しを推進し、責任ある調達を実践していきます。

現地視察の実施/(株)日清製粉ウェルナ

原材料を調達するにあたり、お取引先には原料規格書などの書類提出の他、当社社員による現地視察をお願いしています。これは、原材料の安全性を確認するだけではなく、当社の原材料調達方針をご理解いただいた上で、新たに、または継続して取引が可能かどうかを判断する重要なプロセスであり、児童労働や強制労働がないこと等を確認しています。

安全に関する働きかけの実施/日清エンジニアリング(株)

生産加工設備の設計・工事等を行う日清エンジニアリングでは、CSRの観点から、「プロジェクト管理規程」に定めるワークフローに基づき、下請会社等に対して、関係法令を順守していただく立場として、以下の取組みを実施しています。

社員教育

責任ある調達に関する社内研修の実施

サプライチェーン上の環境・人権などの社会課題に関する理解を深め、日清製粉グループの「責任ある調達方針」を実践していくために、主要事業会社の調達・購買、開発部門等の担当者を対象とした研修を実施しています。

エシカル消費の社員啓発への取組み

フェアトレードコーヒーの提供

フェアトレードコーヒーの提供

エシカル消費へ貢献するとともに、社員のエシカル消費や発展途上国における人権尊重の理解を深めることを目的として、本社地区の社員食堂にてフェアトレードコーヒーを提供しています。フェアトレード認証を受けたコロンビア産・インドネシア産コーヒー豆を100%使用しています。

サステナブル・シーフードを社員食堂で

ASC認証魚 宮城県産銀鮭を使用した「銀鮭のムニエル&フライ オイスタータルタルソース」

食事を通じて水産資源の枯渇という社会課題に触れ、日常生活での消費行動の変容に繋げてもらう取組みの一つとして、本社地区の社員食堂で「MSC/ASC Coc認証」を取得し、「サステナブル・シーフード」を使用したメニューの提供をしております。今後も、SDGs目標14「海の豊かさを守ろう」への貢献にも繋がる取組みとして定期的に社員食堂で提供していきます。