そのひと手間でプロの味わいに! 食パンで作る基本のサンドイッチ講座 Part2 そのひと手間でプロの味わいに! 食パンで作る基本のサンドイッチ講座 Part2

LESSON
2

テーマ:たまごサンド基本のたまごサンド②オムレツサンド

みなさんは、「たまごサンド」と聞いて、どんなサンドイッチを思い浮かべるでしょうか。茹でたまごで作るたまごサラダサンド!という方が多い一方で、“焼き系”たまごサンド派も増えています。

“焼き系”たまごには、「オムレツ」「たまご焼き」「だし巻きたまご」など、焼き方や味つけによっていろいろなバリエーションがあります。サンドイッチにすると似たような見た目になりますが、食べてびっくり。それぞれの個性が際立って、どれも甲乙つけがたいおいしさです。

まず初めに、思い立ったらすぐに作れる基本のオムレツサンドを作ってみましょう!

オムレツサンドの作り方

“焼き系”たまごサンドの中で、まず最初に試していただきたいのが、このオムレツサンド。 たまご焼き器を使いこなせたら、茹でたまごを作るよりも断然早くあっという間に作れるのもオムレツの魅力です。しっかり中まで火を入れるか、とろーり半熟に仕上げるかはお好みで。作れば作るほど上手に焼けるようになるところも、たのしいのです!

材料(1組分)
角食パン(6枚切り)
2枚
バター(食塩不使用)
5g
ケチャップ
小さじ1
【オムレツ】(1組分)
たまご
3個
生クリーム(なければ牛乳でもOK)
大さじ2
バター(食塩不使用)
5g
塩、白こしょう
少々
作り方
  • 角食パンは軽くトーストし、片面にバターを塗り、さらにケチャップを重ねて塗る。
  • オムレツを作る。
    1. ボウルにたまごを割り入れ、生クリームを合わせてよく溶きほぐし、塩、白こしょうをする。
    2. 小型のたまご焼き器を火にかけてバターを入れる。溶けたら1を加えて菜箸で大きく混ぜながら火を通す。
    3. 全体が半熟状にまとまってきたらひっくり返し、さっと表面を焼き固める。
  • 角食パンの上に焼きあがったオムレツを直接のせてはさみ、上下の耳を切り落として3等分に切る。
調理のコツ!
  • オムレツを焼く時の火加減は強めの中火に。しっかりとたまご焼き器を温めてバターを溶かし、全体に馴染ませたらすぐに卵液を入れましょう。たっぷりの卵液がこぼれないよう菜箸は大きくゆっくり動かします。固まってきたところをはがすように混ぜ、外側が焼き固まった中に大きなスクランブルエッグが包まれているようなイメージで、たまご全体に圴一に火を通します。半熟状になり、まだ固まっていない卵液が残っているタイミングで裏返すのがポイント。裏返した時に卵液が下に流れることで表面がきれいに焼けます。このタイミングが遅れると、表面が平らになりません。

今回のポイント

オムレツをたまご焼き器で焼く
オムレツをたまご焼き器で焼く

オムレツを焼くために、小型のたまご焼き器を用意しましょう。食パンにぴったりのサイズのものが、このサンド作りには欠かせません。失敗を恐れずに、強めの中火でテンポよく焼き上げましょう!

パンにはケッチャップを
パンにはケッチャップを

バターの香りと生クリームのリッチな風味をまとったオムレツには、ケチャップがよく合います。まずはシンプルに、ケチャップだけを合わせてプレーンなオムレツをしっかりと味わいましょう。

パンにケチャップを塗るのは、オムレツを焼き始める前。ここまで準備をしておくと、その後の作業がスムーズです。

オムレツはたまご焼き器から直接パンへ
オムレツはたまご焼き器から直接パンへ

熱々トロトロに焼けたオムレツは鮮度が命!時間が経つと余熱で火が入りトロトロ感が薄れ、さらに時間が経つと熱々でもなくなってしまいます。

少しでも早く仕上げるために、焼き立てのオムレツはたまご焼き器から直接パンにのせましょう。食パンサイズの小型のたまご焼き器だからこその技です。

もちろん、パンの準備はオムレツを焼く前に。サンドイッチ作りは段取りも大切なのです。

ちょっとアレンジ

サーモンとサワークリームとディルをプラス!
サーモンとサワークリームとディルをプラス!

プレーンなケチャップ味が上手に作れるようになったら試していただきたいのがこちら。スモークサーモンとサワークリームを合わせた北欧風のオムレツサンドです。

たまごを焼いている途中でサワークリームと一口大に切ったスモークサーモンを加えて軽く混ぜながら焼き込みます。サワークリームが馴染んだたまごがトロッとしてサーモンの風味を引き立てます。できればディルも添えたいもの。

休日の朝にゆったりとたのしみたいリッチなおいしさです!