生野菜から温野菜まで、パンと合わせておいしさ広がる野菜のサンドイッチ講座
生野菜から温野菜まで、パンと合わせておいしさ広がる野菜のサンドイッチ講座

LESSON
6

野菜のサンドイッチ講座ねぎのサンドイッチ

今回のサンドイッチの主役は、なんと“ねぎ”です。日本では薬味として使うことが多いねぎですが、バターで炒めるとコクが出て、パンに合うおいしさに。上質なハムとチーズを合わせるだけで、深みのある味わいが印象的なホットサンドになります。ねぎにもいろいろな種類がありますが、おすすめは九条ねぎ。独特のぬめりがあり、加熱するととろりと甘味が増します。最近はスーパーでも手に入りやすくなっているので、見つけたらぜひお試しを!

九条ねぎとチーズのホットサンド

材料(1組分)
山型食パン(8枚切り)
2枚
無塩バター
28g
ももハム
2枚(30g)
チェダーチーズ
(ホワイト/スライス)
2枚(38g)
九条ねぎのバターソテー※
下記の全量
※九条ねぎのバターソテー
九条ねぎ
60g(2〜3本)
無塩バター
10g
少々
白こしょう
少々
作り方
1. 1.

九条ねぎのバターソテーを作る。

  1. ① 九条ねぎは1cm幅の斜め切りにする。
  2. ② フライパンに無塩バターを入れて中火で熱し、バターが溶けたら①の九条ねぎを入れて炒める。
  3. ③ 塩、白こしょうで味を調える。

Point! 九条ねぎが手に入らない場合は?
手に入りやすい葉ねぎ(青ねぎ)や長ねぎ(白ねぎ)で代用できます。長ねぎを使う場合は、しんなりとして甘味が増すまでじっくりと炒めましょう。

2. 2.

サンドイッチを組み立てて焼く。

  1. ① 山型食パンの片面に無塩バターを4gずつ塗る。
  2. ② ①の1枚の上に、ももハム、チェダーチーズ(半分に切って重ね、パンの幅に合わせる) 、九条ねぎのバターソテーを順にのせ、もう1枚ではさみ、手の平でやさしく押さえる。
  3. ③ ②の上面に無塩バター10gを塗る。
  4. ④ 熱したグリルパンに、③の無塩バターを塗った面を下にして置き、ターナーで押さえながら中火で焼く。
  5. ⑤ 焼き色がついたら、上面に無塩バター10gを塗ってひっくり返し、再び焼き色がつくまで焼く。
  6. ⑥ 半分に切る。

Point! グリルパンで焼き色をきれいにつけるには?
パンの表面にバターをたっぷり塗るのは、香ばしく仕上げる為であると同時に、きれいな焼き色をつける為でもあります。ここではカロリーのことは忘れて、たっぷりバターを使いましょう!バターなしで焼く場合は、焼き色がつくまで少し時間がかかります。パンを途中で動かすと、きれいな線(焼き色)がつきにくいので注意。線はつきませんが、グリルパンがなければフライパンで焼いてもOKです。

Memo

一番のおすすめは九条ねぎ
一番のおすすめは九条ねぎ

京都特産の葉ねぎで、葉の内側に特有のぬめりがあるのが特徴です。加熱するととろりとやわらかく、強い甘味が感じられます。バターで炒めるとコクが増し、パンとチーズとの組み合わせによく合います。

ねぎを大量に使う料理には、関西風のねぎ焼きがありますが、ねぎと粉物の相性の良さはやっぱり間違いありませんね。