カーラ・アウレリア大丸東京店

素焚糖（すだきとう）を配合することで、全粒粉100%とは思えないほどしっとりふんわりとした食感を生み出した「全粒粉食パン」

1952年創業以来、安全安心な砂糖を作り続ける「大東製糖」。人々の暮らしに欠かせない砂糖を追究し、さらなる可能性を広げるべく立ち上げたのが「カーラ・アウレリア」です。"砂糖で一層パンをおいしく"をコンセプトに、数種類の砂糖を使い分けて配合したパン生地が特徴で、店内で焼き上げられた約60種類のパンは、砂糖がもたらす自然で優しい甘さや食感が魅力です。

全粒粉を使用しているメニューの名前は？

「全粒粉食パン」 594円（税込）
「全粒粉ロール」 3個270円（税込）
「全粒粉あんぱん」 216円（税込）

健康を意識し、たどりついた全粒粉パン

砂糖は紀元前の昔から薬として、また重要なエネルギー源として人々の健康に大きな役割を担ってきました。パン作りにおいてもその信念は変わらず、安全安心な素材選びに加えて、より健康を意識した商品を探求しています。その結果、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んだ全粒粉を用いた商品の開発に着手しました。

小麦粉に比べてカロリーが低い上、優れた栄養素を持つ全粒粉ですが、職人の頭を悩ませたのは、グルテンが少ない全粒粉ならではの食感や独特な風味でした。多くの客層に受け入れられる、しっとり食べやすくおいしいパンに仕上げるために職人の挑戦が続いたそうです。

素焚糖（すだきとう）パワーでおいしさアップ

石臼挽き全粒粉の持ち味を生かしつつ、しっとりふんわりとした食感が人気の「全粒粉食パン」や「全粒粉ロール」。全粒粉にブレンドしたのは奄美諸島産さとうきび原料100%の素焚糖です。

素焚糖は、ミネラルをぎゅっと閉じ込める製法でさとうきび本来の風味と味わいを残し、丁寧に焚き上げた淡い琥珀色をした砂糖です。グラニュー糖と比較すると保水力は約2倍と高く、生地にしっとり感をプラス。また自然の甘さと蜜の香りで全粒粉特有の風味をマスキングしました。全粒粉と素焚糖の相乗効果によって、よりいっそうおいしい全粒粉パンが生み出されたのです。

「全粒粉あんぱん」に使用しているあんこも素焚糖を用いて、甘さ控え目でまろやかな味わいが人気です。